〒141-0021 東京都品川区上大崎2-17-2 JR目黒グリーンビル2F
03-6431-8012
ページトップ

三叉神経ブロック|腰痛、肩こり、五十肩など痛みの治療なら品川区目黒の「塩谷ペインクリニック」|

アルコ−ル神経ブロックと高周波熱凝固法

三叉神経痛に対する神経ブロック治療では、神経破壊薬(アルコール)または高周波熱凝固法を用い、長期間の神経遮断を目指します。高周波熱凝固法では90℃の温度で神経に熱を加えることで、タンパク変性が生じ、顔の知覚低下とともに、鎮痛効果が得られます。高周波治療が適さない方(心臓ペースメーカーや除細動器をご使用の方)は、高周波治療の代わりに、アルコールによる神経遮断を行います。アルコール0.5mlを針先から注入し神経組織を脱水状態にして破壊します。これらの治療では、知覚を麻痺させて痛みを抑える治療ですので、歯医者さんでの麻酔のような顔の麻痺感が一定期間続きますが、その間は、三叉神経痛は止まります。いわば、効果(鎮痛)と副作用(知覚麻痺)はトレードオフ的な治療であることをご理解頂く必要があります。治療効果は数か月~数年つづき、三叉神経痛が再発しはじめたら、再度治療を施行することが可能です。
帯状疱疹後神経痛に対しては、知覚低下を生じない程度の低温で行うパルス高周波法を行います。パルス高周波法は、三叉神経に42℃の低温の電流を加えて、神経ブロックの効果を長く持続させることを目的に行う治療です。
三叉神経の高周波熱凝固法とパルス高周波法は、同じ高周波を使った治療ですが、対象疾患や効果が異なりますので、医師とよく相談してください。

1.眼窩上神経ブロック

眼窩上神経は三叉神経第1枝の末梢枝です。眼窩上神経は眼窩上縁でいくつかの分枝に分かれるため、薬液が分枝に行き届くように浸潤させて神経をブロックします。眼窩(目の窪み)の上縁で眉の部分に細いブロック針を刺入し、薬液を注入します。高周波熱凝固法では、針先から高周波による熱を加えて神経を焼灼します。前述したように、眼窩上神経は細い分枝に枝わかれするため、それらすべてをターゲットに高周波の熱を波及させることが難しく、1回の施術で効果が不十分な場合もあります。その場合は複数回にわたるブロックが必要な場合もあります。アルコールブロックの場合は、アルコールを浸潤させて神経を破壊していきます。アルコールが他の領域(まぶたなど)に流れていかないように、しばらくの間、親指と示指でしっかりと摘まんで薬液を固定していきます。看護師が補助しますが、患者さんにもご協力をお願いしています。アルコールブロックは、しばらくの間、まぶたが腫れてしまうことがありますが、これは数日でしだいに改善していきます。

2.眼窩下神経ブロック

眼窩下神経は三叉神経第2枝の末梢枝です。眼窩下神経は目の下の頬の部分にある眼窩下孔という骨の穴から出てきます。眼窩下神経ブロックでは、細いブロック針を、頬(小鼻の外側5mmの位置) に刺入し、頬骨にあてながら、骨を滑らせて眼窩下孔に針を滑りこませます.針先が神経に当たるとピリピリとした痛みを感じます。その位置で高周波熱凝固を用い、神経を焼灼していきます。ただし、このブロックの効果は頬、小鼻、上唇の痛みに限られるため、上の奥歯やこめかみまで痛みの範囲が及んでいる場合は、ガッセル神経節ブロックを考慮します。眼窩下神経の高周波熱凝固法の効果は、個人差がありますが、半年から数年です。施行後、顔の内出血が生じることがありますが、1,2週間で改善します。また、複視などの目の症状が一時的に持続することがあります。

3.ガッセル神経節ブロック

三叉神経節(ガッセル神経節)ブロックは、三叉神経の第2枝と第3枝の痛みに対して行います。この治療はレントゲン透視下に行います。治療の痛みを軽くするため、鎮静薬を用います。レントゲン透視下に、ブロック針を頬から刺入して、卵円孔という頭蓋骨の穴を通して、ガッセル神経節まで進めます。ブロック針が卵円孔を通過する際、三叉神経の第3枝に触れるため下顎に放散する強い痛みを感じます。罹患枝に応じて針の位置を微調整しながらガッセル神経節に進めていきます。造影剤を使用して、ブロック針の針先がガッセル神経節に入っているかどうかを確認します。同時に局所麻酔薬を注入し三叉神経が適切にブロックされたかどうかを確かめます。高周波熱凝固法では、90℃の熱を針先に加え神経を焼灼します。これにより痛みの伝達を長期間抑えます。高周波熱凝固法の効果期間は、半年~2年程度ですが、中には10年以上も効果が持続する方もます。近年、アルコール神経ブロックは行われなくなっていますが、高周波熱凝固法が禁忌の方(ペースメーカーや除細動器を埋込んでいる方)は、アルコールブロックを検討します。ガッセル神経節ブロックの合併症として、複視、頭痛、髄膜炎、脳内出血などがあります。ブロックのあとは、当院で定期的なフォローアップをいたします。

4.耳介側頭神経ブロック

下顎神経の枝である耳介側神経をブロックする方法です。適応は、側頭部に痛みを訴える片頭痛や群発頭痛などです。局所麻酔薬とステロイドを少量(0.5ml)注入し、痛みを抑えます。片頭痛や群発頭痛の予防薬や急性期治療薬の進歩で、近年ではこの方法はあまり施行されなくなっています。

※合併症による検査、治療費は通常の保険診療扱いとなりますので、ご了承ください。

医療法人社団 SPC会 塩谷ペインクリニック
大塚 康久
小杉 志都子

Access

アクセス

〒141-0021
東京都品川区上大崎2-17-2 JR目黒グリーンビル2F

電車でお越しの方

  • JR山手線「目黒駅」西口より 徒歩1分
  • 東京メトロ 南北線「目黒駅」正面口より 徒歩2分
  • 都営地下鉄 三田線「目黒駅」正面口より 徒歩2分
  • 東急 目黒線「目黒駅」正面口より 徒歩2分

お車でお越しの方

  • 近隣にコインパーキング有り