顔・頭部の疾患と症状
face, head
神経ブロック注射は、痛みに関わる神経やその周辺にお薬を届けて、痛みを和らげる治療です。
痛みが続くと、筋肉のこわばりや血行不良などが重なり、さらに痛みが強くなることがあります。神経ブロック注射は、そのような痛みの悪循環を断ち切る目的で行います。
注射の種類は、痛みの部位や症状を診察して、医師が適切な方法をご提案します。
こんな症状ありませんか?
- 頭痛が続いている
- 片側のこめかみや顔が痛い
- 目の奥がズキッと痛む
- 顔にしびれや違和感がある
- 偏頭痛が悪化してきた
- 首から後頭部にかけて重だるい
- 顔や歯に電撃痛が走る
硬膜外ブロック(腰部/仙骨)注射
片頭痛は、片側がズキズキと脈打つように痛む発作性の頭痛で、吐き気や光・音への過敏を伴うことがあります。動作で痛みが悪化し、会話や家事などのちょっとした刺激でも症状が強く出ることがあります。発作の前には“閃輝暗点”と呼ばれる視界のギラつきや歪みが生じることがあり、痛みの前触れとして現れるのが特徴です。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は、頭全体が締めつけられるような鈍い痛みが持続するタイプで、首肩の筋肉のこりや姿勢の乱れが関係していることが多い頭痛です。ストレスや長時間のデスクワークが誘因となり、頭重感や肩こり、目の疲れを伴うことがあります。強い拍動性の痛みは少なく、夕方にかけて悪化しやすいのが特徴です。
群発頭痛
群発頭痛は、片側の目の奥がえぐられるような強烈な痛みが、一定の期間に集中して起こる特徴的な頭痛です。発作は夜間に出やすく、流涙・鼻水・目の充血などの自律神経症状を伴うことがあります。痛みは数十分持続し、この発作が連日続く「群発期」があることが最大の特徴です。
頚性頭痛
頚性頭痛は、首の筋肉や関節の機能障害が原因となって頭部に痛みが広がるタイプの頭痛です。首を動かした際に痛みが増悪したり、首・肩こりと連動して頭の後ろから前方へ広がる痛みが特徴です。姿勢不良や長時間のデスクワークが関与しやすく、首の可動域の低下や圧痛を伴うことがあります。
三叉神経痛
三叉神経痛は、洗顔・歯みがき・会話・風が当たるといったわずかな刺激で誘発される、電気が走るような鋭い痛みが顔の片側に生じる疾患です。痛みは瞬間的ですが非常に強く、1日に何度も繰り返すことがあります。特定の部位に触れると発作が起きる“トリガーポイント”が存在する場合もあります。
帯状疱疹(顔面)、回復後の痛み〔PHN〕
顔や頭の帯状疱疹は、三叉神経の領域(額・頬・顎)や上位頚神経の領域(後頭部・耳の後ろ)に水疱と強い痛みが生じます。発疹が治った後も、灼けるような痛みや触れるだけで痛む症状が残ることがあり、これを帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼びます。痛みが長引くと、日常の動作や表情の動きで症状が強く出ることが特徴です。
三叉神経障害後性疼痛
三叉神経障害後性疼痛は、外傷、歯科治療、副鼻腔の手術、帯状疱疹などをきっかけに生じる持続的な顔面の痛みです。触れただけで強い痛みが走る過敏症状や、しびれ・感覚異常を伴うことがあり、痛みが長期化すると睡眠や日常動作にも影響が出ます。痛みの場所や性質が広範囲に及ぶことが特徴です。
舌咽神経痛
舌咽神経痛は、のどから耳の奥に走る鋭い痛みが片側に発作的に生じる疾患です。飲み込む、話す、咳をするなどの動作で誘発されやすく、痛みは短時間ながら電撃のように強いのが特徴です。痛みが反復して起こるため、日常的な動作に支障が出ることがあります。
術後・処置後の顔面痛
歯科処置、外傷、副鼻腔手術などの後に続く持続的な顔面痛で、触れるだけで痛む過敏症状やしびれがみられることがあります。食事、会話、洗顔など日常的な動作で痛みが誘発され、痛みの場所が広がることもあります。術後の神経の変化が関与することが多い疾患です。
顎関節症
顎関節症は、あごの関節や周囲の筋肉が痛み、口を開けづらくなったり、関節がカクカク鳴る症状が現れる疾患です。噛みしめや歯ぎしり、姿勢の乱れ、ストレスなどが関連し、食事中・会話中に症状が強くなることがあります。痛みと可動域の制限が同時に起こりやすいのが特徴です。
首・肩・腕の疾患と症状
neck, shoulders, arms
首・肩・腕に生じる痛みやしびれは、日常生活や仕事に大きな影響を与えるだけでなく、慢性化しやすい領域でもあります。首の筋肉の緊張や姿勢の乱れ、肩関節の炎症、神経の圧迫、加齢による変化など、原因は多岐にわたります。特に、デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い方では、首から肩にかけての不調が起こりやすく、頭痛や腕のしびれを伴うこともあります。
こんな症状ありませんか?
- 首が痛い・重い・回しづらい
- 肩や肩甲骨まわりがこる
- 腕や手がしびれる、力が入りにくい
- 寝違えのような強い痛みがある
- 後頭部から肩にかけて重だるい
- 腕を挙げたり回したりすると痛む
頚肩腕症候群(首から肩にかけての痛み)
首から肩にかけて広範囲に生じる痛みの総称で、筋肉のこりや姿勢の乱れ、関節や神経への負担などさまざまな要因が関係します。はっきりした診断名がつかない場合でも、痛みやこりが続くと日常生活に影響が出ることがあります。症状の背景に特定の疾患が隠れていることもあるため、適切な評価と治療が大切です。
頚椎椎間板ヘルニア
首の椎間板が突出して神経を圧迫し、首〜肩・腕へ放散する痛みやしびれを生じます。上を向く動作や長時間の同じ姿勢で痛みが増悪し、細かな作業や日常動作に支障が出ることがあります。症状は姿勢や負荷により変動しやすいのが特徴です。
頚椎症性神経根症
加齢変化による骨の棘形成などで神経根が圧迫され、片側の首〜肩・腕に痛みやしびれが広がる疾患です。握力低下や腕の重だるさ、物を落としやすいなどの症状が目立つことがあります。うつむき姿勢で悪化しやすく、症状の出方が動作により大きく変わるのが特徴です。
頚部捻挫(むち打ち)
急な衝撃などで首周囲の筋肉・靱帯が損傷し、首の痛みや動かしづらさが生じる状態です。頭痛・肩こり・めまいを伴うことがあり、症状は数日〜数週間にわたり変動します。負担の大きい動作で痛みが悪化しやすく、天候や気温の影響を受けることもあります。
肩関節周囲炎(五十肩)
肩の可動域が徐々に低下し、腕を上げる・後ろに回すなどの動作で強い痛みが出る疾患です。夜間痛が目立ち、寝返りや着替えなど日常動作に支障が出ることがあります。炎症期・拘縮期などの経過をたどり、時期によって症状が大きく変化するのが特徴です。
顆炎(テニス肘/ゴルフ肘)
肘の腱付着部に炎症が起こり、物をつかむ・ひねる・手首を反らす動作で痛みが誘発されます。家事や仕事での繰り返し動作が引き金となることが多く、痛みは前腕にまで広がることがあります。負荷が加わる角度や動作により症状がはっきり変わるのが特徴です。
手根管症候群
手根管内で正中神経が圧迫され、親指〜中指にかけてのしびれや痛みが現れる疾患です。夜間や朝方に悪化しやすく、物を落としやすい、細かい作業がしにくいといった機能障害が現れます。手首の動きや姿勢により症状の強さが大きく変動するのが特徴です。
胸・背中・腹部の疾患と症状
chest, back, belly
胸や背中、脇腹など体幹部の痛みは、内臓の疾患と区別がつきにくい場合があり、不安を感じる方も少なくありません。筋肉の緊張、肋間神経の炎症、姿勢の乱れ、帯状疱疹後の神経痛など、原因は多岐にわたります。また、痛みが動作や呼吸と連動して強くなることもあり、日常生活に支障が出るケースも見られます。
こんな症状ありませんか?
- 背中が痛い・張る・呼吸で痛む
- 胸のあたりに刺すような痛みがある
- 脇腹・肋骨の周りがズキッとする
- 姿勢を変えると胸や背中が痛む
- 深呼吸や咳で痛みが強くなる
- 体をひねると背中・脇腹がつらい
帯状疱疹(体幹)/帯状疱疹後神経痛
体の片側に沿って帯状に強い痛みと発疹が現れる疾患で、刺すような痛みや灼熱感が特徴です。発疹が治った後も、皮膚が触れるだけで痛む残存痛(PHN)が続くことがあります。衣類の擦れや姿勢変化で痛みが強まりやすいのも特徴です。
肋間神経痛
肋骨に沿って片側へ走る鋭い痛みが特徴で、深呼吸・咳・姿勢の変化で痛みが誘発されやすい疾患です。体幹をひねる・反らす動作で症状が悪化することが多く、ビリッと走るような痛みを繰り返すことがあります。帯状疱疹や筋肉の緊張が原因となることもあります。
開胸術後症候群・乳房切除後疼痛症候群
胸部や胸壁の手術後に、創部周囲へ持続する痛みやしびれが残る状態です。衣服が触れただけで痛む過敏症状がみられ、日常動作や呼吸で痛みが増すことがあります。神経の損傷や瘢痕形成が関与し、痛みの範囲が広がることも特徴です。
肋骨骨折・打撲の残痛
外傷後に肋骨周囲の痛みが長く続く状態で、深呼吸や体幹の側屈・回旋で痛みが鋭く出やすいのが特徴です。咳やくしゃみで強まることがあり、痛みを避ける姿勢が続くと呼吸が浅くなることもあります。受傷部位に圧痛が明確に出ることが多い疾患です。
肋軟骨炎(Tietze)
肋骨の中央〜前胸部にある軟骨部が炎症を起こし、押すと局所に鋭い痛みが生じるのが特徴です。深呼吸や上半身の動きで痛みが増し、胸痛として感じられることもあります。骨折とは異なり画像では写りにくいため、圧痛点の存在が診断の手がかりになります。
骨粗鬆症性椎体骨折(胸椎)
比較的軽い動作や咳などでも生じる圧迫骨折で、突然の背部痛や姿勢の変化が目立ちます。起き上がり・寝返り・前かがみ動作で痛みが強まり、日常生活の動作に大きな制限が出ることがあります。骨粗鬆症が背景にある場合は再発しやすいのも特徴です。
腰~脚の疾患と症状
waist to legs
腰や脚に現れる痛み・しびれは、年齢や生活習慣に関係なく多くの方が抱える代表的な症状です。筋肉のこりや炎症だけでなく、神経の圧迫、姿勢の乱れ、椎間板の変化などさまざまな原因が重なって起こることがあります。特に、腰から脚にかけて走る痛みやしびれ(坐骨神経痛)は、日常生活の動作を大きく制限し、歩行や立ち上がりがつらくなることも少なくありません。
こんな症状ありませんか?
- 腰が痛い・重い・動かしづらい
- お尻から脚にかけてしびれや痛みが走る
- 長時間立っていると腰がつらい
- 太もも・ふくらはぎがピリピリする
- 仰向けで寝ると腰が痛む
- 慢性的に腰痛が続いている
腰下肢痛(腰〜脚にかけて出る痛み・しびれ)
腰からお尻、脚にかけて痛みやしびれが広がる症状の総称で、神経の圧迫、筋肉の緊張、姿勢や生活習慣の影響など原因は多岐にわたります。坐骨神経痛と呼ばれることもありますが、必ずしも一つの疾患を指すものではありません。強い痛みが続く場合には、椎間板ヘルニアなど特定の疾患が関わっている可能性もあり、早めの治療が重要です。
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板が突出して神経を圧迫し、腰痛に加えておしり〜脚へ放散する痛みやしびれが生じます。前かがみや座位で症状が悪化しやすく、姿勢や動作により痛みの強弱が変わるのが特徴です。急性期には動作の制限が大きく、日常生活に影響が出ることがあります。
腰部脊柱管狭窄症
脊柱管が狭くなることで神経が締めつけられ、歩き続けると脚の痛みやしびれが増す「間欠性跛行」が特徴です。前かがみ姿勢で症状が軽くなることが多く、立ち続ける・歩くなどの動作で悪化しやすい傾向があります。症状の進行とともに歩行距離が短くなることがあります。
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは若年者に多く、脊柱管内に突き出たヘルニアが神経を圧迫し、腰痛や下肢のしびれ痛みの原因となります。急性期は痛みが強いため、日常生活動作が著しく障害されることがあります。顔を洗うなどの前かがみの姿勢で痛みが強まります。慢性期は腰の鈍痛と坐骨神経痛が特徴です。
急性腰痛症(ぎっくり腰・腰椎捻挫)
荷物を持ち上げた瞬間や急な動きで腰部に強い痛みが走る急性の腰痛で、動作の開始時に痛みが鋭く出やすいのが特徴です。数日〜数週間で改善することが多いものの、初期は姿勢保持が難しくなることがあります。動き始めや寝返りなどの日常動作で痛みが誘発されやすい疾患です。
梨状筋症候群
おしりの梨状筋が坐骨神経を圧迫し、殿部の痛みや脚のしびれが生じる疾患です。長時間の座位や車の運転で悪化しやすく、殿部から太ももにかけて重だるい痛みが広がることがあります。ストレッチで症状が変化することが多く、体勢による影響を受けやすいのが特徴です。
仙腸関節障害
片側のおしり〜骨盤周囲に鋭い痛みが生じ、立ち上がり・寝返り・歩行開始などの動作で痛みが強まることがあります。関節部の圧痛がはっきりしており、特定の姿勢で痛みが再現されやすいのが特徴です。症状は左右差が明確で、負荷のかかり方により痛みが変動します。
腰椎すべり症/分離症
腰椎の不安定性により、立位や歩行時に腰痛や下肢のだるさが現れます。反り腰姿勢で悪化しやすく、長時間の立ち作業や動作の繰り返しで症状が強まることがあります。筋力低下や姿勢のクセが関係しやすく、年齢とともに進行がみられることもあります。
その他の原因の腰下肢痛
腰痛の原因が悪性腫瘍の脊椎転移や骨盤内腫瘍が関係している場合があり、MRIやCTでの評価が必要です。また、下肢のしびれ痛みの原因が、閉塞性動脈硬化症やバージャー病などの血行不全の場合があり、超音波検査や血管造影検査で確認します。一方で、身体の原因がなくても慢性的に腰痛が持続することがあります。これは脳機能の誤作動による痛覚変調(痛みの感受性の変化)と関係していると言われています。
変形性膝関節症
膝の軟骨がすり減ることで痛みや腫れが生じ、立ち上がりや階段の昇降で症状が強く出ます。進行すると可動域が狭くなり、歩行時の安定性が低下しやすい疾患です。初期は動き始めのこわばりが特徴で、体重負荷や姿勢によって痛みに変動がみられます。
変形性股関節症
股関節の軟骨が摩耗して痛みが生じ、歩行時の違和感やおしりの痛みが徐々に増していきます。進行すると可動域が狭くなり、靴下の着脱などの動作が難しくなることがあります。立ち上がりや歩き始めで痛みが誘発されやすく、姿勢や体重負荷に影響されやすい疾患です。
骨粗鬆症性椎体骨折(腰椎)
軽い転倒や日常動作でも起こりうる椎体の圧迫骨折で、急な腰背部痛が特徴です。動作や姿勢の変化で痛みが強まり、寝返りや起き上がりに強い制限が生じることがあります。数週間にわたり痛みが続くことがあり、体を支える動作が困難になることがあります。
顔面神経麻痺・顔面痙攣
facial spasms
顔面神経麻痺や顔面痙攣は、神経の炎症や血流障害、ウイルス感染などが原因となって生じることがあり、表情の動かしにくさやけいれん、違和感など日常生活に大きな影響を及ぼす場合があります。当院では神経ブロック療法や薬物療法を組み合わせ、神経周囲の炎症や痛みを抑えながら血流改善を図り、症状の軽減と早期回復、後遺症の予防を目指した治療を行っています。
こんな症状ありませんか?
- 片側の顔が動かしにくいと感じる
- 口元がゆがんだり水がこぼれることがある
- まぶたが閉じにくく目が乾きやすい
- 顔の片側だけピクピクけいれんする
- 緊張すると目や口元のけいれんが強くなる
- 笑顔がうまく作れないと感じる
顔面神経麻痺
顔面神経麻痺は、突然顔の動きが悪くなったり、口元のゆがみや目の閉じにくさなどが生じる疾患です。ベル麻痺(特発性)やハント症候群(帯状疱疹ウイルス感染)による顔面神経麻痺に対して、星状神経節ブロックが役立つ場合があり、発症早期の治療が効果的です。薬物療法と組み合わせながら神経の回復を促し、後遺症の予防と機能改善を目指した治療を行っています。
顔面痙攣
顔面痙攣は、顔面神経の過剰な興奮によって筋肉が攣縮を起こす病態です。まぶたや口元が自分の意思とは関係なく動くなどの症状がみられ、日常生活や対人場面に支障をきたすこともあります。薬物療法やボトックス治療が役立つ場合があります。症状の程度や生活背景に合わせた治療を行い、症状の軽減と生活の質の向上を目指しています。
多汗症・その他の疾患
hyperhidrosis, others
多汗症は、手のひらや足裏、わき、顔面などに過剰な発汗がみられる疾患で、自律神経の過剰な働きやバランスの乱れが関与していると考えられています。発汗による不快感だけでなく、対人関係や仕事、日常生活に大きな影響を及ぼすこともあります。当院では星状神経節ブロックをはじめとした神経ブロック療法や薬物療法を組み合わせ、自律神経機能の調整を図りながら症状の軽減と生活の質の向上を目指した治療を行っています。
こんな症状ありませんか?
- 人前に出ると顔や手に汗をかきやすい
- 手のひらやわきの汗で日常生活に支障がある
- ストレスや緊張で汗や体調の変化を感じる
- 急に顔が赤くなり人の視線が気になる
- 朝起きたときに耳が聞こえにくいことがある
- めまいや動悸、だるさが続いている
顔面多汗症
顔面多汗症は、緊張やストレス、自律神経の乱れなどにより顔面に過剰な発汗が生じる疾患で、日常生活や対人関係に大きな影響を及ぼすことがあります。交感神経の過剰興奮を抑える目的で星状神経節ブロックを行います。自律神経の働きを整えながら発汗症状の軽減を図ります。
手掌多汗症
手掌多汗症は、手のひらに過剰な発汗がみられる疾患で、緊張やストレス、自律神経の乱れなどが関与すると考えられています。日常生活や仕事、対人場面で支障を感じることも少なくありません。当院では保険適用の塗り薬(アポハイドローション20%)による治療を行っています。
腋窩多汗症
腋窩多汗症は、わきの下に過剰な発汗がみられる疾患で、自律神経の働きや体質、ストレスなどが関与すると考えられています。汗による不快感や衣類の汗じみ、においなどが日常生活や対人関係に影響することもあります。当院では外用薬(エクロックゲル、ラピフォートワイプ)やボトックス治療をご提案しています。
突発性難聴
突発性難聴は、ある日突然片側の聞こえが悪くなる疾患で、耳鳴りやめまいを伴うこともあります。内耳の血流障害や炎症が関与していると考えられています。早期の治療が回復に重要とされており、薬物療法に加え、難聴の原因となる内耳の血流障害改善に星状神経節ブロックが役立つ場合があります。症状に応じた治療を行っています。
⾃律神経失調症・⾚⾯恐怖
自律神経失調症や赤面恐怖は、ストレスや生活リズムの乱れなどにより自律神経のバランスが崩れることで、動悸やめまい、倦怠感、顔のほてりや強い緊張感などの症状があらわれることがあります。日常生活や対人場面に影響を及ぼす場合もあり、当院では神経ブロック療法や薬物療法を組み合わせ、自律神経機能を整えながら症状の改善と生活の質の向上を目指した治療を行っています。
